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Sound Horizonの楽曲って、基本的にCD1枚で1つの物語を描くスタイルになっています。
・・・実際は他のCDに繋がりそうな複線やネタも含まれていて、難解なストーリーの解釈を試みるファンを(良い意味で)悩ませまくってくれるんですが。

私の作品でサンホラを知ったという方が意外に多く、『聖戦と死神』に関して、その収録アルバム『Chronicle 2nd』の内容をある程度知っていないと勘違いさせてしまいそうだなぁ・・・という部分が出てきたので、第4部のネタバレにならない程度に時代背景の解説をしてみます。

一応言っておくと、サンホラ作品では直接語られない部分も多く、その解釈は完全に聴く人に委ねられています。聴いた人の数だけ解釈があって良いというスタイルなので、ここから記すのはあくまで“musePの考えた『聖戦と死神』ワールド”になります。


・・・では行こう。

地名は実在のもの(or過去に実在したもの)をもじったり読みかえたりしたものが多く、舞台としては中世ヨーロッパ(の、平行世界)と思って良いと思います。

私の考察ではこんな感じですね。

地図


国境が解らないので引いてませんが、強引に現在の国に割り当てるなら・・・
ブリタニア=イギリス
フランドル=フランス
ベルガ=ベルギー
プロイツェン=ドイツ
ロンバルト=スイス&イタリア北部
カスティリア=スペイン
・・・という感じでしょうか。


時代としては、musePは14世紀?15世紀頃ではないかと思っています。

これは、この間に『百年戦争』という、当時のフランスとイギリスの間での戦争が実際にあったこと。
そして、薔薇戦争というイギリスの内乱があったことが根拠になります。

内容が格納先のローザの項目にも分散してしまいますが、作中でのフランドルとブリタニアの戦争、そしてそれに先立って行われた赤薔薇の女王ローザによる、前政権・白薔薇の女王の打倒。

実際に、中世ヨーロッパではイギリスとフランスの戦争があり、イギリス国内でも赤薔薇と白薔薇の内乱があった。
しかし史実ではイギリスがフランスに対して宣戦布告したことにより長い戦争が始まり、その後で王位についていた赤薔薇を掲げる貴族に対して白薔薇を掲げる貴族が反乱を起こすという、全てが逆の順番になっているんです。

・・・ここまで見事だと、どうしてもこの史実を下敷きにしたフィクションな気がしてきませんか?


さて、この先はもうちょっと小さな枠・・・登場人物ごとの『聖戦と死神』以前を追ってみましょう。
まずは主役、真の演じる、アルベルジュことアルベール・アルヴァレス。

彼はベルガの出身。雪歩の演じるシャルロッテという恋人(婚約者?)が居たようです。

なにかの故あって、一時的に離ればなれになってしまったようですが。

・・・しかし二人が再開を誓い合って別れた直後、ベルガはプロイツェンに攻め込まれ、滅ぼされてしまいます。

インスト曲なんですが詩が付いてます。コメント見てくださいな。

戦いに赴き、生き残ってしまったアルヴァレス。
しかし祖国は滅び、家族も、愛した女性も失ってしました。

怒りに駆られたアルヴァレスはプロイツェンへの復讐を誓い、隣国フランドルへ身を寄せます。
そこでアルヴァレスは数多の戦果を上げ、いつしか〈Belgaの死神〉=アルベルジュと呼ばれるようになりました。
そして『聖戦と死神』第1部冒頭でプロイツェン南端オッフェンブルグを血の海に変え、ついにプロイツェンを滅ぼしてしまったのです。

・・・所がそのオッフェンブルグで新たな・・・自分と同じ境遇の復讐鬼を産んでしまいました。

アルヴァレス軍に故郷を蹂躙され、家族や戦友を殺され、自らも捕虜となってしまった、伊織の演じるゲーフェンバウアー。
彼はいつしか自らを〈Belgaの死神の死神〉と呼ぶようになり、何の因果か同じ部隊で戦いながらも、復讐の機会をうかがっているのです・・・。


そしてヒロイン、春香の演じるローザ・ギネ・アヴァロン。
読むのが面倒な方はこれ聞いてください。一番早いですw


当時のブリタニアは、白薔薇の紋章を掲げる女王が治めていました。
ところがこの女王、かなりの暴君で民衆は圧政に苦しんでいたようです。


ちょっと『聖戦と死神』への流れからは外れますが、この曲に続くのが月極Pのこの作品・・・


さてさて、この『白薔薇』を打ち倒し民衆を解放したのがローザ・ギネ・アヴァロン。
ブリタニアにようやく平和が訪れた・・・かのように見えました。しかしそれもつかの間、フランドルの侵略を受けてしまいます。

ようやく平和を手にしたブリタニアの人々にしてみればたまった物ではありません。立ち上がった兵士の士気は高く、急速に領土を拡大していたフランドル軍を水際で撃退してしまいます。
これが美希の演じるパーシファル騎士団長率いる部隊であり、『第2部』冒頭。


そして審査員演じる『黒の教団』使徒

彼らは『ブラック・クロニクル』の狂信者。
歴史書でありながら未来の『予言』まで記されたこの書物を信じ、書の記述から歴史が逸脱しそうになったときは実力行使をも辞さない集団のようです。唯一の『悪役』と言えなくもありません。

フランドルの政治に深く関わっている所を見ると、おそらく何らかの『予言』を『史実』とすべくフランドル国王キルデベルトをそそのかし、聖戦と称した領地拡大へと向かわせたのではないでしょうか。


こんな、それぞれの想いを秘め、『聖戦と死神』の物語が動き出すわけです。


是非是非CDで聴いて欲しい所なんですが、絶版なうえ中古もとんでもないプレミア価格。
せめてここでご紹介した動画を見て、もう一度『聖戦と死神』を見直してもらえたなら、新たな発見があるかもしれませんし、私としてもとても嬉しく思います。
2009.10.20 Tue l 好きなアーティスト l コメント (0) トラックバック (0) l top

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